生産管理システムの分類について
生産管理システムは全国で大小含めて約100メーカーがPKGシステムとして発売しています。
上のグラフのように縦軸に生産形態、横軸に1回あたりの受注量が示されていますので、
ご自分の工場に照らし合わせ生産管理システムを絞りこんでください。
[1]の個別受注型生産の場合は、毎回得意先仕様に合わせて受注を行うので、受注数量は1台が通常です。
個別といいながら部品、ユニットについては先行手配などがありますので受注・見込み混合生産のところまで範囲が少し大きくなります。
[2]のMRP+製番生産管理システムは、多くの日本のメーカーの典型になります。
部品、ユニット、製品も仕込んでおいて製番紐付けで最終製品にいたします。
BTOなんかがこの形態になります。しかしもともと見込み生産で在庫を作りながら最後に個別生産に近いなどは、システム的に非常に矛盾を生じます。
カストマイズ必須で作りこむシステムが多いようです。
バグが取りきれなくパッケーメーカーになりきれなく手作りで提供しているソフトメーカーがほとんどです。
[3]のMRP型生産管理システムは在庫を必ず作りこんでおき、部品展開在庫引き当てにより在庫切れの起こしそうなものを手配していくシステムですが、今この生産形態いわゆる量産は中国他に移行され国内では少なくなってきました。
[4]の部品量産、多品種少量生産型は、かんばん管理システムと累積値型の
指示生産(追番)方式の二つが混在いたします。