中小企業における生産管理システムの導入費用は、平均的に800万~1500万くらいをかけている企業が多いようですが、
この景気状況においては上記導入コストは大きな負担になります。
よって下記に導入コストを下げる方法をアドバイスいたします。
まず生産管理システムの導入費用内訳を見てみると、下記のような内訳になります。
[1] 現状分析費用 | 生産管理システムメーカー側が、貴社の現状がわからないので打合せをして内容を確認する費用になります |
[2] コンサルティング費用 | 現状分析後に最適な生産管理システム運用方法を提案してもらい、業務改善をしていく費用になります |
[3] 生産管理システムパッケージ費用 | |
[4] カストマイズ費用 | 生産管理システムパッケージが貴社の業務と一部合わないので、追加でプログラムを作ってもらう費用になります |
[5] 教育費用 | |
[6] サーバーなどのハードウエア費用 | |
[7] 環境構築費用 | 環境構築費用は、サーバー、クライアントにソフトをインストールし、ネットワーク構築をする作業になります |
導入コストを安くするには、
[1]現状分析費用
[2]コンサルティング費用
[4]カストマイズ費用
[5]教育費用
[7]環境構築費用
などのサービスを受けない基本方針にいたします。
解決方法は、導入前に生産管理システムパッケージ(製品)を貸出してもらうことにより全てが解決できます。
使えそうな2~3社ほどの生産管理システムパッケージを貸出ししてもらい、マスタ登録方法(得意先マスタ、仕入先マスタ、品目マスタ)と
発注作業指示までの流れの説明を聞いて1~2日ほど自分で触ってみます。
このときに1~2日教育を受けてさっぱりわからない生産管理システムはもともと適合していないのですぐに返却してください。
部品表から発注、仕入、作業指示、完了など日常の動作の確認をいたします。
カストマイズ項目があまりにも多すぎて、使いづらい生産管理システムも適合できていないのですぐに返却してください。
また、入力項目が多すぎてエンターキーで飛ばす回数が多い生産管理システムは、とても使いづらいためこれも返却対象とします。
最後に残った生産管理システムをもとに、現在の業務がどんな風に変わるのかを業務フローなどを作成して関係者を説得いたします。
環境構築に関しても、サーバークライアントでのネットワーク接続はできれば自社で行う方向で、サーバーインストールとクライアントのインストールは
1台分のみ業者に任せて、あとは自社で行う交渉を行います。
[5]教育費用も最低限に絞り込めば、全体価格が2/3になります。