製造業での受注データ取込とは?

 部品加工業では現時点でも得意先からの注文はFAXにて注文書が送られてくることが多いと聞きます。クラウド利用のWeb-EDI(インターネットを介した受発注取引)も少しずつ浸透してきてはいますが、発注者側に月額費用などの維持コストがかかるので現時点でもFAXという現実があります。受注者側からすると大手製造業は発注EDIシステムが独自システムで作られていて取引上専用のEDIシステムを使っている現状です。
中小企業庁が推進する中小企業共通EDIが大手製造業に対して共通化の指導があれば、もう少し進むと思いますが現時点では難しい状況です。
現実を考えると、大手製造業からのEDIシステムから受注データがCSV形式などでもらえるときは、EDI取込システムにて受注データを取り込む。FAXで注文書が送られてくる得意先は、注文書と同時にExcelデータ、またはPDFデータがもらえないか交渉してみるのが現実的かと思われます。
PDFデータであればコピーペーストでExcelなどにデータを転記も可能かと思います。 (イメージデータは不可)
手入力が必要な場合で毎回、図番、品名などが違うときは、工程管理システム、生産管理システムに直接手入力する前に、コピー機能が優れたExcelで入力したものを工程管理システム、生産管理システムに取込したほうが、手間が省ける場合があります。
工程管理システム、生産管理システム側にExcelデータをCSVに変換しないで直接シート取込ができるとさらに手間が省けます。

EDI定義画面サンプル

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