受注生産型生産管理システム導入前のチェック事項(桁数のチェック)

受注生産型生産管理システム導入前に必ずチェックしないといけない事項のひとつに各項目の桁数チェックがあります。
導入後にトラブルになるケースで、見込生産型の生産管理システム(ERPシステム)で個別受注生産もできますよというパッケージシステムは、
部品を特定する項目が品番と品名しかなく、型式、メーカー、材質項目が用意されてないなどのケースがあります。
なぜならば、見込生産の企業では全ての品目について略称化され、社内品番、品名で指示伝達が充分できるので、それ以上の項目は必要としないのです。
個別受注型企業は毎回、品番、品名、型式他が変わるので多くの入力項目が必要です。

各項目の必要桁数
※表内の桁数は必要な最大桁数を表します
製造番号(工番) 英数10桁
品番(品目コード) 英数20桁
品名(名称) 英数40桁
(漢字20桁)
型式1(仕様1) 英数40桁
(漢字20桁)
型式2(仕様2) 英数40桁
(漢字20桁)
メーカー 英数20桁
(漢字10桁)
材質 英数20桁
(漢字10桁)
数量 小数点以下3桁
単価 小数点以下2桁
製造番号(工番) 品番(品目コード) 品名(名称) 型式1(仕様1) 型式2(仕様2)
英数10桁 英数20桁 英数40桁
(漢字20桁)
英数40桁
(漢字20桁)
英数40桁
(漢字20桁)
メーカー 材質 数量 単価
英数20桁
(漢字10桁)
英数20桁
(漢字10桁)
小数点以下3桁 小数点以下2桁
数量、金額については自社で必要な最大桁数をチェックしてください。
数量に小数点以下の桁数が入らないと、重量物の管理、コードなどの長尺物の管理ができませんので注意が必要です。
項目が足りないトラブルはあとで回避ができないケースが多いので各メーカーに問い合わせるなど、必ず事前確認をしてください。

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