これからシステム導入を検討されている貴社は、導入検討から稼動までの社内体制をどのようにすればよいか迷われることが多いかと思います。
経理システム、給与システムについては各担当者がいるので、その担当が独自で進めて行っても問題なくシステム導入し、
無事稼動できるようになると思いますが、生産管理については多くの部署に関連するので担当者任せでなく
導入のためのプロジェクトを組むことになります。
ただ、この導入プロジェクトを組むまではいいのですが、無事に稼動できないところが多いのです。
上記のように関係部署の責任者の方に必ずプロジェクトメンバーとなって頂きます。
プロジェクト責任者は当然、社長です。
プロジェクト担当は、自社で生産管理システム構築をする場合はシステム設計、プログラムの経験者ですが、
業務経験の少ないシステム設計者、プログラム経験者であれば、プロジェクト担当の上に業務経験のあるプロジェクトマネージャーを置いてください。自社で開発しないソフトメーカー任せの場合は、業務の精通者をプロジェクト担当にしてください。
「コンピュータを知っているから君がプロジェクト担当だ」これが失敗の原因の一つめです。
また、プロジェクト責任者の社長は毎回の打合せに全て出る必要はないのですが、
「組織を変更する」「業務を変更する」「業務を改善する」最終決定者ですので、
2~3回の打合せに1回くらいのペースでプロジェクトの内容、進み具合をチェックする上で必ず参加することが必要です。
これを担当者任せにするのが失敗原因の2つめです。
ご自分の会社の守備体制を構築するのに、わからないと言って担当者任せにするといつまでも儲からない企業となってしまいます。
どこで儲けるかのからくりは、社長が自ら考えないといけないと思います。