カストマイズとは、お客様に合わせてソフトパッケージを修正することを言います。
このカスタマイズをなくすことができると貴社にとって非常にメリットが多いと思います。
カストマイズを行うと、その規模や部位にもよりますが、カストマイズした部分はバージョンアップが受けられなくなります。
バージョンアップができないとなると、マイクロソフトなどのOSが新しいバージョンになっても
古いままのハード、古いままのOSを我慢して使わないといけません。
これは、しばらくは我慢ができるでしょうがいずれ限界がきます。
例えば、WIN7は対応できるがWIN10はだめだと言われた場合、操作するメンバーが増えたときなどに、
端末増設したいときにはWIN7はすでにありませんので増設は一切できなくなり、仕事がこなせなくなります。
それではどうすればいいのかということですが、以下の点に注意してください。
検討パッケージがカストマイズ部分をどのように変更するのか?
検討対象のパッケージメーカーに確認してカストマイズをどのように行うのか確認してください。
入力部分の項目桁数変更、項目追加が行えるのかを確認して、行える場合は、バージョンアップができるか確認してください。
できれば入力系は一切変更しない、追加の帳票作成のみにすれば、各々のパッケージにより違いはありますがバージョンアップが可能かと思われます。
本来の入力項目を変更しないと使えない、特に数量や金額を直さないといけないのならばそのパッケージに適合していないということなのです。
カストマイズの範囲が3人月を超えるか?
カストマイズの範囲を決定して見積もりをもらった時に、カストマイズの人月(または工数、日数)をみてください。
3か月以上のカストマイズを加える予定であればそのパッケージに適合していないということなのです。
日数にすると60日(1ヶ月20日稼働)以上のカストマイズになります。
結論として、60日以上のカストマイズ見積もりが出たときは、次のバージョンアップ時に前回のカストマイズ部分を捨てる可能性があります。
よって、他のパッケージを検討するか、セミオーダーまたはオーダー(手作り)を検討した方が、
次のバージョンアップ時に前回のカストマイズ部分を捨てるなどが少ないため、トータルコストが安い場合があります。